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 2019-2020シーズン、終盤になって何故か?20000mチャレンジすることに決めました。
それについては結構意外だと感じられた方もいらっしゃると思います。
これまでゴールドにはほぼ興味を示してこなかったですし。

 私は元来1日で色々なゲレンデを滑ることに志賀高原の魅力を感じていました。
従って同じリフト、同じゲレンデを1日中滑っている20000mには正直興味が湧きませんでした。
そんな私が何故ハイシーズン営業を終えたばかりの志賀高原、
決して20000m達成に決して有利なコンディションではない日にチャレンジすることになったのか、
GW(Gaman Week)の時間を使って振り返ってみました。
そう、思えばきっかけは今シーズンのヤケビ春営業でした。


 今シーズンのヤケビは当初、4/1から土日はAM6:30から通常営業を行うと宣言していました。
概ね何時もより2時間早い運行開始です。しかも通常営業ですので早朝料金は不要、
シーズン券で滑れます。
早朝のカチカチのアイスバーンをタダで滑れる、今年の春スキーはヤケビの早朝からだね、
と楽しみにしていました。そんな時、ふと気が付きました。

 ヤケビ早朝からスタートして8:30までの2時間で1ゴン10本滑ったら標高差4500m、
8:30から16:30までの8時間で15500m滑ったら20000mだな、
奥ゴンが標高差478mなので33本滑ったらOK、33÷8で1時間4本強で達成可能。
奥ゴンを1時間4本なら余裕があるよね、このパターンなら余裕を持って20000m達成できるな、
とひらめいてしまったのです。

 20000mチャレンジをギリギリ、ガツガツ滑るんじゃなく、心も体力も余裕を持って達成する、
これぞミドルの目指すスキー、ミドルの美学だよ、と勝手に盛り上がっていました。
そして過去の達成者を思い返した時、ヤケビ早朝+奥志賀という組合せでの達成者は居ないんじゃないかな、
4月の20000m達成も達成時期としては遅い(条件が悪い)、
となればこの組合せと条件の中での20000m達成は意味のあるチャレンジだな、
と勝手に考えてやってみることを密かに決めました。

前日、yamaさんに奥ゴンや第2高速の標高差を念のため確認し、
帰宅してあらためて志賀高原パンフに記載されている標高差を確認し、
私なりの必勝パターンをイメージして、臨むことにしました。
そこで、yamaさんには4/4に20000mチャレンジすることが知られることになったのです。

 もう1点大事なことがありました。それは3/31で志賀高原全山の営業が終わったことです。
3/31までなら、奥志賀からサンバレーまで滑っていくことが出来ました。
広大な志賀高原を縦横無尽に満喫することが出来ました。
しかし4/1からは奥志賀から高天ヶ原まで、ということは色んなゲレンデを滑り倒すことは出来ない、
それなら1日くらい同じゲレンデをグルグルしてもいいかな、と思ったのです。
そういう点でも、4月最初の週末というのが丁度ピンポイントでハマったのです。

 決行日は4/4(土)か4/5(日)ですが、万が一失敗することを想定したら、
保険を掛けて4/4だね、と決めて、決戦の当日を心待ちにしていました。

 ところが新型コロナ騒ぎで想定外のことが起こります。
何と!ヤケビの春営業が全日AM7:30からに変更になってしまいました。
7:30からの1時間で5本滑ったとして2250m、残り17750mを奥ゴンオンリーで達成しようとすると38本、
16:30までの8時間で割って4.75本は達成可能な数字とは思いましたが、
早朝で貯金を作り、心に余裕を持ってチャレンジする作戦は、ほぼ不可能になりました。
とはいえ、前日夜まではAM7:30のヤケビスタートでチャレンジするつもりでいました。


 いざ当日になって、空いている高速道路を順調に志賀高原に向かって移動していたら、
思ったよりも早く到着するよ、それなら早朝料金払っても奥志賀早朝からスタートして、
早朝の貯金を作った方が安心だよね、
ということで急遽目的地を変更し奥志賀エキスパートからスタートすることになったのです。

私は元々他人より一歩先を行けば慌てることは無い、
何事につけても失敗は心に余裕の無い状態から生まれる、
大事なのは平常心、と考えて行動する性格でしたので
・・・そんな私をスキーとは違う知り合いの方々は「超ウルトラスーパーメガせっかちさん」と呼んでいますが、断じてせっかちではありません!!

ギリギリを攻めて心に余裕が無い状態ではケガをする可能性もある、
この時期にケガなんかしたら家や会社で何言われるか分からない。
・・・新型コロナで自粛している時にケガするかよ、空気読めてないよ、となることは容易に想像できます。

しかも今回はナイターという保険は使えない。16:30までに達成できないと1日のチャレンジがムダになると考えたら、
1700円払ってでも早朝から滑って心に余裕を持つべきだというのが当日の私の判断でした。
結果的にはそれが功を奏して、通常営業の奥ゴン&ダウンヒルは安全第一に、
過度に攻めることをせずに臨むことが出来ました。

 AM6:20奥志賀着、速やかに着替えて移動してリフトに乗車したのがAM6:35、定刻より5分遅れでのスタートとなりました。
奥志賀第2高速が標高差335m、これを10本とダウンヒルに移動する際に乗車する第3高速115m、
合計3465mを早朝の貯金として、残り16535mを奥ゴン回して達成とすれば35本乗車、
持ち時間は8時間半あるので1時間当たり4本強の乗車ペースで達成可能、
これなら当初の計画通りにやれそうだ、と試算してスタートしたのでした。

<続く。。。>


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これは4/4の最終滑走結果です。Ski Tracksなのでパンフレットの標高差よりも多めに出ます。

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