この時期恒例のアルペン主催、2020-21モデルのスキー試乗会に参加してきました。

その1はこちらからご覧になれます。BLUEMORIS、VOLKL、FISCHER編
その2はこちらからご覧になれます。HEAD、BLIZZARD、OGASAKA、SALOMON編

当日のゲレンデの様子はこちらから確認できます。
試乗したゲレンデは主にステージ2、途中から余りにもツルツルになってしまったので、ステージ3とパノラマコースで試乗しました。
終日アイスバーンで、日中でもゲレンデが緩むことは全く無く、時間が経つにつれてツルツルの下地が出てきて、全面スケートリンクのようになってしまいました。
従って、正直滑り降りるのが精一杯で、正直的確な板のインプレッションが出来たとは思えません。
そんな状況での試乗インプレッションなので、差し引いて御覧ください。

今回の試乗では主に小回り向けの板で長さ165cm前後を中心に試乗してみました。


スキー試乗会

ATOMIC  REDSTER S9i PRO+X12 VAR 165cm
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丁度ATOMICのS9i PROがあったので借りてみました。S9シリーズにフルモデルチェンジした時に、PROじゃないS9iは試乗したことがあり、前モデルのSXと比較したら随分普通の板になったなぁと妙に感心したものです。
今回はその上位モデルのPRO、ビンディングもX12 VARとガッチリ仕様のビンディングなので、気合を入れて?試乗しました。
3サイズは117.5-65.8-102.5、R=12.5でした。

この板は滑りだした瞬間から板の安定感がスゴい。アイスバーンでも足元からビシッと安定しています。
アイスバーンで高速大回りしても全くびくともしない。ものすごいスピードが出ました。この安定感はSXの後継機種にふさわしいと思いました。
小回りは、板の重さは感じますが、操作性は良かったです。なので小回りもいつものリズムでいつもの滑りが出来ました。ガッツリエッジが食いついてるのに軽快に回れます。
しかも、バーンはアイスバーンの上に残っていた雪が削れてツルツルなのに、です。
ビンディングがXビンディングだからなおさら張りがあるのかもと思いました。この板で通常のGWビンディング仕様があれば、私には充分かもしれません。
この板が今日のベストバイかも、と思いました。


ATOMIC REDSTER S9+X12GW 165cm
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今度は赤いアトミックで、ビンディングはVARじゃないタイプです。
レースのスラローム用ですが、ビンディングは優し目のGWビンディングです。
S9i PROと比較するために、次に試乗しました。
3サイズは118-68-104、R=12.7でした。

これもスゴくいいです。アイスバーンでもグイグイ食いついて大回りが出来ます。足元の安定感がS9i同様、これまで履いた板とは全然違います。
さりとてS9i PROのように重さを感じない。PROはどっしりした重さがあり、それは安定感という点では良いですが、1日あれで滑ってるという疲れそうな気がします。
しかしこちらはPROほどの重さは感じないのに、同様の高速安定性がありました。
小回りはPROに比べると自分で板を動かせる幅があると感じました。PROはガツンと決まるとそのラインから外れることを許容しない感じでしたが、こちらはある程度自分で板に仕掛ける修正することが出来ます。
これも非常に良い板だと感じました。S9のXビンディング仕様とS9i PROのGWビンディング仕様、この組み合わせも試乗してみたら4つの組み合わせの中からベストバイが見えてくるのではないか、と思えました。


ROSSIGNOL SUPERVIRAGE V TECH konect 166cm
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最後に借りたのはこれも前評判の高いROSSIGNOLのSUPERVIRAGEです。
プレートは柔らかめのkonect仕様です。
3サイズは122-68-104、R=13.0でした。

この板はATOMICを2本試乗した後に借りたためもありますが、チューニングが悪いのか?エッジが引っ掛かりました。
センター部分が今年のDEMO ALPHAよりもしっかりした感じがします。しかしその割りにキョロキョロとトップがブレて安心してスピードが出せません。バタつくのではなく、キョロつくのです。
やはり大回り、小回りともにトップがキョロキョロして安定しません。
最後の試乗でバーンコンディションがツルツルのアイスバーンだったということを差し引いても、ATOMICの2台はそんなの関係なくガッツリ食い込んでいたので、チューニングが悪いのか、板の特性的に硬いバーンに弱いのかもしれません。正直、残念な乗り味でした。

結局、合計11本試乗した中で、ASAMAのアイスバーンで乗るならという前提で、
1番:ATOMIC  REDSTER S9i PRO+X12 VAR 165cm
2番:ATOMIC REDSTER S9+X12GW 165cm
になりました。
ただ、志賀高原を1日楽に滑るという視点では、VOLKLのDEACON74になるかもしれません。
それは今履いているSWに近い乗り味というのが大きいと思います。

今回の試乗で私に合わないなと思ったのは、BLIZZARDのSRCとROSSIGNOLのSUPERVIRAGE、この2本でした。


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