これも先日実施した作業です。7/24に交換しました。
今回の作業はショックアブソーバー交換。尤もこの作業はDIYではなく、
取付け業者さんにお願いしました。
レガシィの車高調なら何度もDIYで取付していますが、勝手の分からない外車なので、
今回は作業手順の確認を兼ねて、取付け業者さんにお願いすることにしました。
アブソーバーはネット通販で購入したので、取付け作業は持ち込みとなります。
以前から気になっていた、地元の出張取付け専門の業者さんにお願いしてみることにしました。
この業者さん、最近アウディA5のアブソーバー交換もされていて、
且つblogに記事を上げていたので、ほぼ同年式で同じ足回りのA4も段取りが分かっていて
信頼できると考えたからです。
今回はこの業者さんの事務所?作業場所?へ出向き交換作業をお願いしました。
今回、私は作業していないのですが、全ての作業を見学して全体の流れを把握したため、
自分への備忘録という意味もあります。
作業手順は大凡以下の通りです。ジャッキアップやホイールボルトを緩めるなどの
当たり前の手順は省きます。
1)フロント側から。ボンネット奥、フロントガラス手前のプラスチックカバーを脱着する。
左右の手で回せるプラスチックビス各1本、ゴムモール、中央部の救援端子蓋を開けて見えるプラスチックビス1箇所、
以上を外して左右どちらから手で引き上げると脱着出来る。
2)フロントアッパーマウント4か所のボルトを緩める。
3)上部Aアームの連結ボルト&ナットを脱着し、アーム2本をアブソーバーユニットと分離する。
4)アブソーバー下部のアームとの固定ボルト&ナットを脱着する。
5)スタビとスタビリンクのボルト&ナットを脱着する。
6)アブソーバー下部をアームから抜き取るため、スプリッター?という工具を
アーム接続部割れ目に差込み割れ目を広げてからアブソーバー下部を抜き取る。
7)アッパーマウント部のボルト4本脱着し、パズルのようにアーム類を避けつつ、
サスペンションユニット一式を抜き取る。
8)スプリングコンプレッサーでバネを圧縮し、アッパーマウント上部ナットを緩めて
バネとアブソーバーを分離し新しいアブソーバーに移植する。
9)逆の手順で取り付ける。
10)リア側。こちらはアブソーバー固定ボルトが車体外側に付いているので、
内装をバラす必要も無く国産車より楽です。
11)まず、2分割されているリアフェンダー内張りの中央部で固定しているプラスチッククリップ2か所を外す。
12)内張りの下側にアブソーバー上部を固定しているボルト2か所がありますので確認します。
13)アブソーバー上部の固定ボルト2本を緩める。
14)アブソーバー下部が1箇所ボルト&ナットで固定されているので、ここを脱着する。
15)最後に、脱着したアブソーバーを車体から抜き取り、
アブソーバーのロッド上部のナットを緩めてアッパーマウントを脱着し、
部品一式を新しいアブソーバーに移植する。
15)逆の手順で取り付ける。
16)リアはアブソーバーとバネが別体のため、スプリングコンプレッサーは使わない。
フロント側の作業難易度は高いですが、リアは国産車より簡単かもしれません。
バネが別体のためスプリングコンプレッサーでバネを縮める必要もありません。
今回購入したのはKONIのACTIVEというアブソーバーです。
特殊なバルブにより伸び側の減衰力が自動調整される仕組みのようです。
このカバーを脱着します。
左右各1箇所のプラスチックビス、救援端子カバー下のプラスチックビス1箇所、
合計3箇所を外してゴムモールを脱着して引っ張り上げると外れます。
このカバーの下にアッパーマウント固定ボルト各2本が隠れています。
純正サスペンション。ゴツいアッパーマウントは4点固定。
その下にアームが2本あります。
このアームはご覧のようにボルト&ナットで固定されているので、これを緩めて脱着します。
外れるとこんな感じになります。
アブソーバー下部のボルト&ナット1箇所を緩めます。
ここは緩めただけでは外れません。真ん中の割れ目にスプリッター?という工具を入れて
割れ目の隙間を開ける必要があります。
多分、貫通のマイナスドライバーなどでも代用できるような気がします。
スタビとスタビリンクを連結しているボルト&ナットを脱着し、スタビが効かないようにします。
アブソーバー下部と連結していたアーム下部と別のアームを連結しているボルト&ナットを脱着します。
これでサスペンションユニット取り出しに必要な箇所を緩めることが出来ました。
あとはアッパーマウントを固定しているボルト4本を緩めてサスペンションユニット毎取り出せばOKです。
取り出したサスペンションからアブソーバーを分解脱着した所。
KONIとの比較です。
S-line純正アブソーバーの品番です。
ベルギーのモンロー社で製造されたようです。
いきなりですが、バネ、アッパーマウントを組み付けて元に戻します。
アブソーバー下部もこんな感じで戻します。
上部のアーム2本も戻します。
こんな感じでフロント2本の交換終了です。
次はリアです。交換前の状態。
既に脱着されていますが、インナーフェンダーがサス中央部付近で2分割されます。
ここはプラスチックビス2箇所で固定されているので、これを脱着しておきます。
画像では既に脱着完了し中央部に隙間が出来ています。
インナーフェンダーをめくるとボルトが見えます。
反対側にもありますので、ボルト2本で車体外側から固定されています。
過去所有した国産車はリアアッパーマウントの固定は車体内側でしたので、
外側で固定されていると内張を脱着する手間が無く楽ですね。
取り外したリアショックアブソーバーです。
バネとアブソーバーが別体ですので、スプリングコンプレッサーでバネを縮める作業は不要です。
アッパー2箇所、ロア1箇所、合計3箇所で固定されているだけ、バネは別体なのでリアの交換はDIYでも可能と思います。
リアの作業はかなり楽な部類だと思います。
新旧の比較です。
新車装着アブソーバーの型番です。
取付完了しました。
下側はボルト&ナット1本で固定されています。
下側から上側を。
別角度から。
ざっと、こんな感じで3時間ほどで4輪交換終了しました。
参考までに、脱着したリアショックアブソーバーのお疲れ具合を動画で撮影しました。
上は新品KONIとロッドを縮めてから戻るまでの動きを撮影。新品KONIとは明らかに戻り速度が違います。
戻りが遅いということは内部のオイルが劣化しているということですね。
下の画像は左右の比較、片側は殆ど戻ってきませんでした。
完全に終わっているアブソーバーでしたので、交換して正解でした。
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